タブレット導入で褥瘡(とこずれ)管理の手間を減らす

タブレット導入で褥瘡(とこずれ)管理の手間を減らす
タブレット導入で褥瘡(とこずれ)管理の手間を減らす

医療や介護の現場では、褥瘡や床ずれといった日常的に起こり得るケアの管理にタブレットを導入し始めています。従来は管理に手間を取られていましたが、タブレットを使用することでケアをスムーズにしてくれる活用法を紹介しましょう。

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■ベッドサイドの状況をリアルに送信

医療機関や介護施設では、寝たきりの患者さんや要介護者の褥瘡(じょくそう)、いわゆる床ずれに常に配慮する必要があります。寝たきりの生活は、体重が圧迫されている部位の血流が悪化しがちです。すると皮膚に異変が生じ、かぶれやただれ、傷ができるなどの事態になる可能性があります。ときには、皮膚の表面にとどまらず、骨に近い組織までダメージを受けることもあるでしょう。 床ずれが起きる原因は、寝返りがうてないことだけではありません。栄養や皮膚の状態、薬の影響などが関係していることもあります。そのため、たかが床ずれと見過ごすことはできず、こまめに確認して床ずれを防いだり治療したりする必要があるのです。
とはいえ、一人ひとりの患者さんや要介護者の床ずれを日々細かくチェックするのは大変な作業です。そこで導入すると便利なのが、タブレット機能です。カメラ機能も付いたタブレットは、ベッドサイドの状況を速やかに送信することができます。寝たきりでも体の違和感に自覚があり、手を動かすことができれば、患者さんや要介護者自身が床ずれを訴えることもできるでしょう。お見舞いに来た人が床ずれではないかと発見すれば、ベッドサイトに置いたタブレットで報告することも可能です。



■状況データを確実に記録

床ずれの状況は、確認する人によっては判断が多少異なるかもしれません。ある人は様子見でよいと判断し、ある人はすぐに治療が必要と判断を下すこともあるでしょう。目視で記録したでデータのみでは、判断にブレが生じても無理もありません。紙での記録より、タブレットを活用して状況データを記録したほうが、より正確かつ確実です。
残した記録をまとめるときにも、タブレットが効果を発揮します。紙のデータはPCなどにまとめて記録しておく手間がかかりますが、タブレットで記録を残すようにすれば改めてデータをまとめる必要もありません。そのぶん医療機関の担当者や介護者の手間が省けて、患者さんや要介護者にかける時間も増やすことができるでしょう。



■複数の人がチェック可能で客観的な判断ができる

入院や入所している患者さんや要介護者に床ずれが生じていれば、全体に周知されるのが通常でしょう。これも、タブレットによって管理されていれば周知漏れの心配がなくなり、後で全員がデータを見返すことができるのが便利です。周知事項をメモするのが間に合わない、紙の記録を紛失してしまうといった事態を防げます。

複数の人が床ずれの状況データを確認することで、より客観的な判断ができるのもメリットです。担当者が忙しくて手がまわらなければ、他の人が状況確認して動くこともでき、施設全体の業務効率がアップします。結果として、施設の評判もよくなるというメリットが出てきます。

褥瘡・床ずれも、患者さんや要介護者にとっては不快な症状です。早めに改善され、防止することが快適さにつながり、それが施設全体の良好な環境にもつながるはずです。このように業務効率をアップしながら、人にもやさしい施設を実現できるのがタブレットの活用法です。



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